2007年01月31日

亀海昌次さんの訃報に思う

訃報があるとついつい反応するのは自分が歳を取った証だろうか。四国新聞サイトから亀海昌次氏死去/アートディレクター
 亀海 昌次氏(かめがい・しょうじ=アートディレクター)
 29日午前9時52分、東京都内の病院で死去、66歳。札幌市出身。葬儀・告別式は2月1日午前10時半から、東京都港区六本木6の7の20、長耀寺で。喪主は妻由美(ゆみ)さん。
 作家森瑶子さんの著作など多数の本の装丁を手掛け、93年に講談社出版文化賞ブックデザイン賞を受けた。
66歳は現代の基準ではまだまだ死ぬには早すぎる年齢だが、もっと若い方だと勝手に思っていた。
ずっと「かめうみ」と読んでいたこの苗字を初めて見たのは高校時代、週刊文春誌上の「糸井重里の萬流コピー塾」でだったと思う。元祖・萬流御年表を見ると萬名「重亀海昌次」が出てくる。雑誌などのアートディレクションのわが国における第一人者だと知ったのは後年、社会人になってからだった。実はすごい人だったのだ。そんな人たちがあの連載には無造作にいっぱい寄稿者として登場していた。

新卒就職時、広告業界に進む大それた夢を一時抱いたこともあったが、結局かなわなかった。糸井重里、仲畑貴志ら花形コピーライターの存在感は広告の世界以外でも大きく、テレビなどにたびたび出演していた。そうまでなりたいとは思わなかったが、表現を様々に工夫して商品の魅力をよりスマートに売り込む仕事自体はとてもクリエイティブですばらしいものだと疑わなかった。
時間や面積の制約なく、音声や動画やインタラクティブな応答が使い放題使えるウェブの時代になって、かえって広告の魅力が色褪せたように思えるのはなぜだろう。制約が表現を豊かにするという側面は無視できない。

というようなことを、短い訃報をきっかけに取り留めなく思った。亀海さん自身は軽佻浮薄な時世とは無縁に独自の仕事を積み上げられていたのだろうが、その名前が私にとってはたまたまバブル時代と重なる広告黄金時代(がまだ続いているのかどうかは知らない)を思い起こさせるキーワードのひとつだった、という次第。ご冥福をお祈りします。
ラベル:亀海昌次 広告 ad
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柳澤発言の真意を探る

例によって今更ですが、柳澤大臣の世界的に有名になってしまったらしい女性機械視発言について。nikkansports.comの柳沢厚労相、女性は「産む機械、装置」より。
 柳沢伯夫厚生労働相は27日、松江市で開かれた集会で少子化対策に触れ、「産む機械、装置の数は決まっているから、あとは一人頭で頑張ってもらうしかない」と述べた。
 厚労省は昨年12月、人口推計を下方修正。この時、柳沢氏は「子どもを持ちたいという若い人たちは多い。その希望に応えられるよう、できる限りの努力をしていきたい」と話していた。
 柳沢氏はこの日、自民県議の決起集会に出席し「これからの年金・福祉・医療の展望について」と題して約30分間にわたり講演。その中で出生率の低下に言及し「15〜50歳の女性の数は決まっている。産む機械、装置の数は決まっているから、機械と言っては何だけど、あとは一人頭で頑張ってもらうしかない」と述べた。
その場で訂正して「また閣僚が馬鹿なこと言っちゃったねえ」で終わりかと思っていたら、ふだん政治に全然興味のない会社の女性らが軒並みこの発言に滅法怒っているので驚いた驚いた。選挙が今週でなかったのが自民党には幸いしたと思う(あ、愛知県では知事選やってたっけ)。出産適齢期の女性らにとっては、別に自分個人の責任でないとわかっていても少子化の問題は報道されるたびにある種の後ろめたさをかきたてられるものらしい。地雷踏んだね。
しかしひとことでここまで効率よく内閣の評判を落とすというのも、なかなかできることではないと思う。まったく遠州人が松江まで行って何やってんだか。

という身の周りの反応はともかくとして、発言内容の「15〜50歳」がちょっと気になった。そりゃまあ最近では割と歳をとってから出産する人も少なくないようだけど、50歳ってふつうに子供を産む年齢なんでしょうか。知り合いの44歳のお姉さんは若作りの娘が無計画に母になってしまい早々におばあちゃんになっちゃってましたが、いやそんなことはどうでもいいのだが、国はそのへんの年代まで子作りマシーンとしてあてにしているのか、とこれまた意外に思ったという次第。50歳に無理させるよりも15歳がどんどん産みなさい、というのもどうかと思うが。脱線ついでに言うと、妊婦学級では迂闊に変な命名をしないように正しい国語の知識も身につけさせてほしいと思った。

話を戻すが、しかし50歳までがターゲットとなると、我らが安倍首相の奥さんなんかも正にその対象に含まれてくるわけで、こと仲間内の家族事情などには極めて敏感である政治家中の政治家の柳澤大臣の念頭に首相夫人がなかったとはとても思えないのである。というか、安倍夫人に垂範させるのが政府内の既定方針だったのではなかろうか。柳澤氏はその布石を打つため、わざわざ縁もゆかりもない島根県まで行っていたのだった。おお、そうなのか。
美しい国の実現に向けて首相夫妻が率先子作りに励み、夏の参院選前に昭恵夫人がめでたくご懐妊あそばして気の早いマタニティドレスで選挙応援の車に乗って手を振ろうものなら日本中はご祝儀気分に湧きかえり余勢を駆って自民党が衆参同日選挙に持ち込んで地滑り的大勝を演出、なんてプランが既に書かれていたのではないか。俺の妄想力もなかなかだ。しかしご懐妊はおろか失言で解任の瀬戸際になろうとは(それがオチか)。

ところでもし石原慎太郎がこの失言をしていたら(いかにもこんなふうに口を滑らせそうだけど)、きっとどこかの大学教授が話していたことにして責任転嫁を図るのだろうな、よく考えたらそれって「あるある」方式だよな、と脈絡なく連想したのだった。この国で公的な発言力のある人たちはもっと発言することの重さをわきまえるべきだと思う。
posted by NA at 01:08| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(2) | 報道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月22日

そのまんま東が勝ってしまった

先週の素人予想の通り、宮崎県知事選はそのまんま東候補が当選した。やはりそういう雰囲気だったか。
そのまんま東 266,807
川村秀三郎  195,124
持永 哲志  120,825
津島 忠勝   14,358
武田 信弘   3,574

という結果だから、僅差での勝利ではない。すごいねえ。

前回のエントリで妄想したことが実現するかもしれない。
統一地方選まであと3ヶ月。
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2007年01月19日

さよなら不二家

ここしばらくの集中豪雨的報道によると、不二家のお菓子は期限切れ食材や菌や虫などいろいろ詰め合わせになっているらしい。
ニュースが錯綜していてもうどこが初報なのかわからんが、とりあえずYOMIURI ONLINEからはチョコ製品「B」にガの幼虫、製品回収せず…不二家をピックアップ。
 北海道旭川市のスーパーで、昨年10月中旬に販売された不二家のチョコレート製品「B(ビィ)」に、ガの幼虫が混入していたことがわかった。
 同社では「健康被害はなく、拡大の恐れは小さい」として、製品の回収はしなかった。
 同社によると、混入していたのは、ノシメマダラメイガの幼虫。昨年10月中旬、同市内の男性が購入したチョコレートの菓子箱の中から見つかったという。
asahi.comではこちら。不二家のスナック菓子 05年、箱に虫混入
 大手菓子メーカー「不二家」(本社・東京)の菓子箱に虫が混入するトラブルが05年に発生していたことが18日、わかった。菓子は05年7月に京都府内の消費者が購入したチョコスナック「ペコパイ」。菓子そのものは袋の中に入っており、中にまでは虫は混入していなかったという。
などなど。
目下の状況を硫黄島への艦砲射撃にたとえたら不謹慎に過ぎようか。

こういう話は食品メーカーなら多かれ少なかれあるわけで、不祥事があると突然大きなニュースになってしまうのは、三菱自動車の発火事故などの扱いと同じだろう。
もちろん蛾入りチョコ虫の死体おまけスナックはごめんだけど、日本の消費者は異物混入に対して度外れて神経質であることは間違いない。

でもまあ、まじめに勤めている社員の方には申し訳ないけど、お菓子メーカーがこれだけいっぱいある中で、なお不二家が存続すべき理由を見つけるのもなかなか難しいのではなかろうか。
職場のモラル低下が引き起こした今回の事件とそれに伴う危機管理の失敗よりも遥か前に、お遣い物で不二家の箱を持っていくのは恥ずかしい、という感覚が社会に共有された時点で、この会社の命運は既に尽きていたのではないか、と思う。
おやつにもらったミルキーを舐めるのが楽しみだった子供の頃を思うと、今の袋叩きされている不二家の様子には心のどこかが痛む。親戚の子供はミルキー千歳飴を何日にも分けて大事に大事に食べていた。でも、不二家はその後のアップグレードパス(というか、上の世代が楽しめる商品ね)を用意するのに失敗した。残念だが、市場からの退場は避けられないのではないか。
posted by NA at 15:03| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 報道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月15日

そのまんま東候補が頑張っているらしい

官製談合事件に伴う宮崎県知事選で、告示前に脇の甘さを見せたそのまんま東候補が大健闘しているらしい。宮崎日日新聞の東、川村、持永氏が接戦 知事選中盤情勢より。
 出直し知事選は投開票まで残り1週間。宮崎日日新聞社は県内13支社・支局の取材などで14日までの情勢を探った。選挙戦は、タレントのそのまんま東氏(49)=本名・東国原英夫=と前林野庁長官の川村秀三郎氏(57)、元経済産業省課長の持永哲志氏(46)=自民・公明推薦=の新人無所属3候補が三つどもえの展開。突然の選挙となっただけに組織の滑り出し、有権者の反応とも鈍かったが、ようやく動きが出てきた。(中略)
 東氏は知名度で関心を集め、政策で熱弁を振るう。この相乗効果で支持が広がっている。勝手連が生まれ始め、活動に勢いをつけている。
 宮崎、都城、延岡市といった都市部では歩行遊説。握手や記念撮影に気軽に応じるなど浮動票対策にも余念がない。県内9市のほとんどでまんべんなく票を集めそうな勢いだ。郡部でも手応えをつかんでおり、個人演説会を増やすなどし、支持拡大をうかがう。(後略)
普通こういうときは立候補届け出順でなくてリードしている順番に書くのが慣わしなので、現在の支持模様ではそのまんま東氏が他候補に先んじていると見るべきだろう。
asahi.comでは宮崎知事選、東氏・川村氏大接戦 本社世論調査、YOMIURI ONLINEも宮崎県知事選3氏競る、山梨は2氏横一線…読売調査だそうなので、ニュアンスの違いはあれこのオーダーで並んでいることはかなり確かなようだ。←読売は川村、そのまんま東、持永の順でした。見間違えたようです。すみません。いずれにせよ接戦模様らしいけど。

そのまんま東候補の活動ぶりが東京のメディアには伝わってこないので正確なことはわからないが、失言の際に会見を繰り返して誠意を見せたことが結果として吉と出たのかもしれない。そして他の有力候補2人がいずれも自民系で官僚出身ということが、有権者には新鮮味がなく映っているとしてもおかしくはない。

気が早いが、お祭り気分が盛り上がってこのまま地滑り的にそのまんま東氏(長いな)が勝ったら、おそらくそれは新たな改革派知事の時代の呼び水となる可能性は高いと思う(彼がそれだけの器であればだが)。そして統一地方選にも少なからず影響するだろう。
もちろんそうなったら(仮定に仮定を重ねるが)既成政党が黙っているわけはなくて、自民も民主もそのまんま東氏を取り込もうと画策するだろう。もしかしたら既にそういう動きが始まっていたりして。
ともあれ選挙は面白い。来週日曜日、何が起きているやら楽しみである。
posted by NA at 10:08| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(2) | 報道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月13日

朝日新聞に載っていた!

asahi.jpg人生油断していると、とんでもないことが起きる。
ここ数日訪問者が急に増え、中でも昨年暮れに書いた「筒井化する世界」(時刻を見るとアップしたのはクリスマスの真夜中。せっかくの性の6時間に何やってんだか)という内容の薄いエントリが突然ぐがんとページビューを集めていた。
何かあったのか、野依座長発言を受けて筒井さん自身がどこかのメディアで「廃塾令」についてコメントでもしたのか、といぶかしく思っていたら、何と先日の朝日新聞夕刊の時評「ブログ解読」にてかの碩学稲葉振一郎さんが拙ブログを画像付きで取り上げて下さっていたのだった。数日遅れで新聞記事を見てびっくりしたのなんの。
ともあれご紹介ありがとうございました。>稲葉様

部屋中散らかっているとき突然渡辺篤史に探訪された家の主みたいな感じと言いますか。せっかくお越しいただけるのであれば、もそっとインフォーマティブな内容をない知恵絞って用意するんだったと歯噛みしても時すで遅し。まあもともとそんなもの書けるわけもないし。

ともあれこれをきっかけに初めてお越しいただいた皆様、たまに更新してますので今後ともお見知りおきを。

せっかくなのでついでに筒井康隆新連載の告知がある新潮 編集長からへリンク。久々の前衛的実験小説だろうか。ちょっと期待。
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2007年01月11日

カップヌードルの些細な欠点

読売の夕刊に面白い記事が載っていた。YOMIURI ONLINEから米紙、「即席めん」の故安藤百福さんをたたえる社説を引用。
 9日付の米紙ニューヨーク・タイムズは、即席めんを発明した日清食品の創業者で5日に死去した安藤百福さんをたたえる署名入り社説を掲載した。
 「ミスター・ヌードル」と題した社説は、「感謝」の文字を囲んだ月けい冠のイラスト付きで業績を称賛。「ホンダのシビックやソニーのウォークマン、(サンリオの)ハローキティ」のようなチームによる開発と異なり、安藤さんは独力で「労働者階級のための安くて、きちんとした食べ物」を追求したとした。
実際の全文はこちら⇒Mr. Noodle - New York Times
追悼文としては異例の内容だと思う。とりわけ、後半のカップヌードルの「欠陥」を殊更大袈裟に描写したくだりは食べ慣れている人ならではの文章に思えて微笑ましく感じた。世界の食べ物だったんだな、と改めて実感させてくれる。
There are some imperfections. The fragile cellophane around the ramen brick tends to open in a rush, spilling broken noodle bits around. The silver seasoning packet does not always tear open evenly, and bits of sodium essence can be trapped in the foil hollows, leaving you always to wonder whether the broth, rich and salty as it is, is as rich and salty as it could have been. The aggressively kinked noodles form an aesthetically pleasing nest in cup or bowl, but when slurped, their sharp bends spray droplets of broth that settle uncomfortably about the lips and leave dots on your computer screen.
小袋に残った粉末スープやPCの画面に飛沫が散る様子には誰にも見覚えがあるはずだ。国境を越えて普及したこの食品の類稀なポピュラリティに対する共感をよく引き出している文章だと思った。

こういう評伝を日を措かずに社説欄でさらっと載せてしまうニューヨークタイムズのセンスはさすがだ。日本の新聞も見習ってほしいものだ。
posted by NA at 02:11| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 報道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月25日

筒井化する世界

このニュースを読んで「廃塾令」の三文字が頭に浮かんだあなたは我が同志です。懐かしき筒井康隆黄金時代の傑作の再来。記事はasahi.comの「塾は禁止」 教育再生会議で野依座長が強調
 政府の教育再生会議の野依良治座長(ノーベル化学賞受賞者)が8日に開かれた「規範意識・家族・地域教育再生分科会」(第2分科会)で、「塾の禁止」を繰り返し主張していることが、同会議のホームページに掲載された議事要旨でわかった。しかし、再生会議が21日にまとめた第1次報告の原案には「塾の禁止」は盛り込まれていない。
 議事要旨によると、野依氏は「塾はできない子が行くためには必要だが、普通以上の子供は塾禁止にすべきだ。公教育を再生させる代わりに塾禁止とする」と再三にわたって強調。「昔できたことがなぜ今できないのか。我々は塾に行かずにやってきた。塾の商業政策に乗っているのではないか」と訴えた。
 JR東海会長の葛西敬之氏は「日本の数学のレベルは学校ではなくて、塾によって維持されている、という面もある」と反論したものの、事務局側は「公教育が再生されれば、自然と塾は競争力を失っていく。結果的になくなる」と同調、国際教養大学長の中嶋嶺雄氏も「野依座長のおっしゃったように塾禁止ぐらいの大きな提言をやらないと」と野依氏に賛同するなどひとしきりの盛り上がりを見せた。
ファンによる労作筒井康隆大事典によると短篇(この字じゃなくちゃね)「廃塾令」が収録された作品集「バブリング創世記」が刊行されたのは1978年だから、四半世紀以上前の虚構世界がいまや現実になろうとしていることになる。ならんか。

まあ「宇宙衞生博覽會」(この字じゃなくちゃね)所収の名作「問題外科」も、先だって判決の出た慈恵医大青戸病院事件のときに思い起こした人は多かっただろう。「最後の喫煙者」も現実のものになりつつある、のかもしれない。

ニュースに戻ると、トヨタ・JR東海・中部電力などが出資したエリート養成目的の中高一貫校海陽学園なんてものもあったなあ、と思った。首尾よく塾がなくなったら次のターゲットはこっちだね!(気が早い)
ラベル:筒井康隆 廃塾令
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2006年12月24日

そのまんま東が出馬前に馬脚を露わした件

そのまんま東って、宮崎県知事に結構通っちゃうんじゃないの?と思っていた私がアサハカでした。
asahi.comの「談合は必要悪」そのまんま東氏が容認発言 宮崎知事選を読んで大いに反省。
 官製談合事件に絡む宮崎県の出直し知事選(1月4日告示、21日投開票)に立候補を表明しているタレント、そのまんま東氏(49)は23日、宮崎市で開いた記者会見で「談合というのは善しあしだと思っている」などと、談合を容認するとも受け取れる考え方を示した。官製談合は否定したが、一般的な談合について「全部なくなると、中小零細企業は非常に痛手を被るんじゃないか」とも語った。
 談合防止策を問われて答えた。「法律違反を認めるのか」と質問されると、一連の事件で問われた官製談合については、「悪だと思う。官が主導していますから」と明言。しかし業者同士による談合については、「悪いと思うが、社会には必要悪というものがある。現実としてなくしてしまうと中小企業はどうなるんでしょうか」との見解を示した。(中略)
 事件では3件の談合が立件され、主導したとされる前知事の安藤忠恕(ただひろ)容疑者(65)を含む県幹部7人と業者ら9人の計16人が競売入札妨害容疑で逮捕されている。
タレント出身者とは思えない空気の読めなさっぷりには呆れるほかない。というか今回なんで選挙やってるのかわかってるのか、という感じ。

と思っていたら本人の日記(魚拓リンク)に説明があった。
 23日(日)午前、宮崎後援会事務所で行われた合同記者会見上、約1時間の中で多くの矢継ぎ早の質問がありました。個々の質問に対して丁寧かつ詳細にお答えする時間も余裕もなかったことなどにも起因し、僕の発言・説明内容が言葉足らず、説明不足・言葉足らずに終わったことをお詫び申し上げます。
 
 まず、僕は、官製談合や一般談合を肯定するものでは一切ありません。
 
 そして、「談合を必要悪という見方がこれまであった」という趣旨の発言でした。
 官製談合。その原因となる指名競争入札は勿論廃止する考えです。
 一般競争入札に関しては、ある一定の条件付というのが、妥当であるという趣旨で発言したものでした。
 一定の条件を付けなければ、地方の中小零細企業にとっては大きな打撃になり、県の経済にも少なからず悪影響を及ぼすという意味で発言したものでした。
 
 そもそも官製談合等が何故悪いか?
 これは、県民の血税が無駄に使われてしまう。それが基本・根本です。最も重要なことは、入札が平等・公平・公正・自由競争で行われ、入札価格が適性かつ公正であることが担保されることです。それが確実に保証されなければならないと考えます。
 全てに対して完全競争入札にしてしまうと、中小零細企業をある程度保護すること、セーフティネットを設けるという視点に欠落することになりはしないだろうか? と言う意味での発言でした。

 以上が真意です。
 
 官製談合撲滅に向け、その入札改革については自身のHP上に掲載させて頂いている「マニフェスト」の中で、説明させて頂いております。
 
 私の真意及びお伝えしたかったことが、受け手側に充分・正確に届かなかったことは、ただただ私の説明が足りなかったことと承服・反省し、重ねてお詫び申し上げる次第です。
 
               そのまんま東 排
「それは『拝』だろう」というツッコミはともかく、結局地元限定のニセ一般競争入札の導入しか考えていないとしたら「改革」の名が泣こうというものだ。彼がどのような層に頼って選挙を戦おうとしているかが透けて見える。
真意を十分説明できなかった理由として記者会見現場で混乱したことを理由に挙げているようだが、これも「逃げ」の姿勢が仄見えて減点対象。もともと芸能人だから取材応答はお手の物だろうし、既に修羅場の会見はいくつかくぐって来たと思っていましたが(笑)

昔日の人気はないものの、駅前での街頭演説でビートたけしがやってきて街頭宣伝車の上に乗って一緒に「コマネチ!」とやらかしたら純朴な宮崎県民は結構コロっていっちゃうんじゃないか、とか思っていたのだけど、この分だとどうやらそういうことはなさそうだ。心のどこかで少しだけ期待していたのに。
この国の政治には本当に人材が不足している。

追記:
上に掲げた引用文には、その後誤記の訂正や補足が加えられているので一応参考リンク。⇒新そのまんま日記!
posted by NA at 00:19| 東京 ☀| Comment(3) | TrackBack(1) | 報道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月08日

米国出身市議、市長選に挑戦

ニューヨーク出身のビアンキ アンソニーという名の市議会議員が、日本モンキーセンターで有名な(ほかの見所は知らない。ごめん)愛知県犬山市にいて、現職が愛知県知事選に出馬するのに伴う市長選に立候補を表明しているそうだ。
都知事選のニュース見たさにネット上をほっつき歩いていて中日新聞の犬山市長選、5日に公開討論 出馬表明8氏が出席予定という見出しが偶然目に入り「8人ってなんか多くね?」と思って中を読んでみたら、なかなか面白い顔ぶれだったという次第。
 犬山商工会議所は5日午後6時半から、犬山市羽黒の市民文化会館で、市長選(10日告示、17日投開票)立候補予定者による公開討論会を開く。入場無料。
 これまでに出馬を表明した9人のうち、経営・政策コンサルタント坂部太一(35)、市議山田拓郎(33)、市議ビアンキ・アンソニー(48)、元会社員前田英男(53)、元県議田中志典(48)、市議川村佳代子(64)、NPO法人代表村田恵子(65)、元会社員稲垣岩男(63)の8氏が出席する予定。
外国生まれの政治家といえば民主党国会議員のツルネンマルテイ氏がまず思い浮かぶが、彼以外にもいたとは知らなかった。首長になったらまず本邦初だろう。
地方選挙なので東海地方以外ではあまり話題になっていないのかもしれないが、当選したらちょっとしたニュースだな、と思った。12月10日告示ということは、つまりあさってから選挙戦ではないか。もうすぐじゃん。

どういう人なのかはわからないが、ざっと検索した限りでは、特定の宗教などのバックグラウンドを持っている人のようには見受けられなかった。朝日の社説にも好意的に取り上げられたりしている模様。
ともあれお気楽政治ウォッチャーとしては久々の要注目株。面白い選挙になりそうだ。在京メディアももっと取り上げたらいいのに。

追記(12/17):
結局当選には届かず3位だった模様。まあこれが現実か、という感じ。
でも次もあるのでぜひ再挑戦を。そちらの地域の有権者ではありませんが、陰ながら応援しております。以下は中日新聞の愛知県犬山市長に田中氏 新人8候補の混戦制すより抜粋。票数など若干整形。
 市長の辞職による愛知県犬山市長選は17日投開票され、無所属新人の元県議、田中志典氏(48)が、いずれも無所属新人の7氏を破り、初当選を果たした。
 来年2月の愛知県知事選に出馬する石田芳弘前市長(61)の辞職に伴う選挙で、8人の立候補は記録が残っている同県内の市町村長選では最多だった。自民、民主の2大政党が候補の推薦をせず、3期11年半にわたって市長を務めた石田氏も「中立」の立場を表明し、本命不在といわれる選挙に。元自民党県議の田中氏は同党の推薦こそ受けられなかったが、石田氏の組織とメンバーがほぼ重なる後援会を中心に運動を展開し、石田氏の支持者や自民党支持層の票の取り込みに成功した。
 市長選は8人の立候補で、いずれの候補も得票が公職選挙法の定める有効投票総数の4分の1(25%)に届かず再選挙になる可能性がささやかれた。

◇開票結果(22時50分結了、届け出順)
田中志典     当13,068
山田拓郎       5,132
ビアンキ・アンソニー 4,837
坂部太一       4,275
村田恵子       2,111
前田英男       2,081
川村佳代子      1,208
稲垣岩男        279
果たしてどんな選挙戦だったのか、詳報に期待しよう。
posted by NA at 21:19| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 報道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年11月22日

「期日前票が六分の一」の意味

沖縄県知事選が終わった。
保守と革新が経済と基地を巡って争ったのはいつもの構図なのだろうが、やはり不景気もあって経済活性化への期待が強かったのだろう。

人間の順応力は大変なもので、生まれたときから基地と共に暮らしている大半の県民にとっては基地のない日常の方が想像しづらいものなのかもしれない。あるいは人口の大半がいる中・南部地域では、実現可能性がどれほどあるかわからない国外移設よりも、より実現しやすいと思われる北部への基地移設が叶うのならばまだその方がまし、という意識があったとしても不思議ではない。

那覇市の新都心地区では投票日の夕刻、家族連れの車が各地から押し寄せて周辺道路が大渋滞になっていた。そこだけを切り取れば普通に豊かな地方都市の景色で、部外者が想像するステレオタイプな怒りや嘆きからはずいぶん遠いものであるように思えた。
沖縄県選挙管理委員会の発表した開票結果によれば、仲井真氏(保守)と糸数氏(革新)の得票割合は郡部で51:48だったのに対し、市部では53:46に開いている。本土の選挙では90年代以降、都市住民の保守化傾向が顕著になったように感じているが(データの裏付けはないので間違っていたらすみません)、若干遅れて沖縄でもそうなってきているのかもしれない。

という素人政談はさておき、YOMIURI ONLINEの有権者の1割が期日前投票、大半が仲井真票との見方もという記事に何か引っかかるものを感じた。
 19日の沖縄県知事選では、有権者の10.5%にあたる11万606人が期日前に投票した。投票者では、約6人に1人の割合になる。当選した仲井真弘多氏を推した自民、公明両党は、期日前投票の活用を組織的に呼びかけており、こうした動きが影響した可能性が指摘されている。
 02年の前回、98年の前々回の知事選では、不在者投票はともに5万人台だった。期日前投票導入で手続きが簡略化されたとはいえ、ほぼ倍増したことになる。
 仲井真陣営は「堅い支持者にあらかじめ投票を済ませてもらい、その後は支持拡大に余力を振り向ける」とし、期日前投票の少ない市町村のテコ入れなどを進めたという。自民党幹部は「期日前投票の7割程度は仲井真票ではないか。投票日の票は、糸数氏と互角ぐらいだったかもしれない」という見方を示した。
その「堅い支持者」は果たして本当に自発的に投票に行った人々なのだろうか。はっきり言ってこの多さは異様と言っていい。制度導入の趣旨である「選挙期日に仕事や用務がある」人のためのサービスという姿からはかけ離れている。
いかに手続きが以前より簡略化されたとはいえ、期日より前に多くの人々がきちんと指定された投票所に行くこと自体、通常イメージされている県民性とはかなり異質な感じがする、と言うとまたステレオタイプな偏見に過ぎようか。

期日前投票という制度自体にも若干の疑問を感じる。
選挙運動を最後まで見聞きして投票についてじっくり判断するのが有権者の務めではないか。途中での切り上げを認めることは選挙運動の価値を貶めることに繋がってはいないか――などというタテマエは、残念ながら投票率が下がる一方の現在においては通用しないのだろう。暮らしの中で選挙というものの優先度が低くなってしまった現状に見合った仕組みであることは認めざるを得ない。
だが、ふだん生活している場所と違う場所(市役所など)での投票でどこまで厳密に本人確認をできているのだろうか。投票所入場券の提示だけで代理投票が安直に行われてはいないか。組織的な不正は本当にないのか。

結果に不満があるから文句を言っているのではない。沖縄に留まらない問題が選挙を巡って起きているように思えるのだ。杞憂だろうか。
ラベル:投票 沖縄 知事選
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2006年11月17日

紅白の司会決定はニュースではない

またまた出張先のテレビで見た話。毎年恒例の発表ではありますが。ソースはnikkansports.comから紅白司会は仲間由紀恵と中居正広
 大みそかのNHK紅白歌合戦の司会が17日、同局から発表された。紅組が2年連続2回目となる女優仲間由紀恵(27)。白組が8年ぶり3回目のSMAP中居正広(34)。
 これまでの紅白対戦成績は28勝ずつの五分と五分。仲間と中居のどちらが勝ち越しを呼び込むか注目だ。
本当に注目しているのか、というツッコミはさておき。

この発表について、NHKがいわば局CMとして番組の合間に流すのはまあ構わないけど、ニュース番組の枠内で内容のまるでない中居と仲間のインタビューも含めて延々流すのはいい加減やめるべきときではなかろうか、と夜のNHKニュースを見ていて思った。
歌番組の司会者起用のどこがニュースなんだ? お天気キャスターの交代もニュースで発表してるのか? 他に報道すべき事柄がないのならばまだしも、有限の時間枠を割いて何分間も伝えるほどの実質がどこにも見当たらない。キャスターらも恥ずかしくないのだろうか。少なくともニュース番組で取り上げるのだけはやめてほしい。

もちろんこの手の番宣に先鞭をつけた民放の見苦しさについては言うまでもないが。
ラベル:NHK 紅白歌合戦
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2006年10月31日

補習すればいいじゃん

公立進学校を中心に、高校での必修科目の未履修問題が大騒ぎになっている。私立の進学校ではごく当たり前にやっていたことで、何を今更感が強い。

高校に限らないが、教育とはつまり定められた時間数を机の前で過ごすことなのか、結果としてどのような知識を習得したかを評価するものなのかが曖昧になっているからこのような不見識なことになるのではなかろうか。集団生活の不合理さを忍従することも社会教育の一部であることは否定しないが。
各高校はペーパーテストでもレポートでもいいからさっさと課題を決めて実行し、これが本校の教育の成果ですと世に問えばよかったのではないか。

歴史科目を単純に年号と人名の暗記能力の程度を問うものとしてしか教えてこなかった社会科長年の弊害がここに来て噴出しているのだろう。方向はまったく間違っているが、新しい歴史教科書をつくる会の問題意識は一面において正しいと思う。塩野七生の著作が売れていることからもわかるように、歴史読み物自体の魅力は多くの人に受け入れられる可能性がある。自校での未履修に目を覆ってきた社会科教師らは無力と無責任を大いに恥じ入り、少しはましな授業と評価をできるよう心がけるべきだと思う。文部科学省のタコさ加減を嘆いても始まらない。日教組もあてにならない。この機に現場から中央政界へアピールする方法を考えるべきだ。

まあ必修単位は満たされなければならないとのタテマエをタテマエとして尊重しなければならないのならば仕方がない。日の丸君が代を強制できなくなってしまう側の都合もあるのだろう。
しょうがない。ならば補習しかない。端折らずにきっちりやればよろしい。

受験に響く? そんなことはない。暫定措置として、今年の3年生は卒業単位を取得し得る期間を来年9月まで延ばせばいいのだ。大学入学は補習による科目履修をもって正規に認められる。来年の夏休み終了までにしかるべき方法で当該必修科目を学べばよい。地元に帰ることを必須としては酷だから、大都市に科目ごとにスクーリング教室を設けるか、あるいは通信課程を利用するのもよい。弾力的に学ばせよう。短い期日の間で無理に詰め込むより、生徒にとっても教師にとってもその方が都合がいいはずだ。

要は3月末までの限られた日数でつじつまを合わせようとするから変なことになるのだ。2年半かけてやらなかったことを半年でごまかしてはいけない。
学び直したいときにはそのチャンスを柔軟に用意できる、教育とはそういうものであってほしい。特定の地域で定められた年限を拘束されなければ学べない今の教育システムを見直す、これは好機だと思う。多分これは生涯学習にも繋がるテーマだ。
ラベル:高校 必修科目
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2006年10月09日

するとあの戦争は何だったのか

何とも言えない不思議な感じがした。もともと定見のない人々だとは思っていたけど、ここまで節操がなかったのか、と改めて思い知らされたような。

(cache) 靖国神社遊就館:米が批判の記述修正 アジア関連は変えず−今日の話題:MSN毎日インタラクティブ
 靖国神社の最高意思決定機関である崇敬者総代会が5日開かれ、神社内の戦史博物館「遊就館」の展示のうち、米国から批判が出ていた第二次世界大戦の米国関係の記述を見直すことを決めた。10月中に修正文を作成し、年内をめどに展示を変更する。一方、中国や韓国などアジアの国々から「侵略戦争の認識が欠けており、アジアの独立を促したと正当化している」などと批判されている展示については、今のところ見直さない方針だ。
 変更するのは、大戦時の世界情勢に関する「ルーズベルト(米大統領)の大戦略/(不況下の)ルーズベルトに残された道は資源に乏しい日本を禁輸で追い詰めて開戦を強要することだった。(日本の)参戦によって米経済は完全に復興した」との記述。米側が反発し、7月にはシーファー駐日大使やアーミテージ元国務副長官もこうした歴史観を公然と非難した。
 国内でも首相参拝支持の代表的論客である岡崎久彦・元駐タイ大使が8月24日付産経新聞に「遊就館から未熟な反米史観を廃せ」と寄稿。南部利昭宮司らは即日、岡崎氏を招いて意見を聞いた。
私は靖国神社自体の姿勢や存在意義について前から疑問を持っていたので、別に遊就館の展示内容が如何様に変わろうとどうでもいいと言えばどうでもいい。だが、米国を敵として戦い無念極まりない思いで死んでいった兵士たちにこの報せが届いたら何を思うだろう、とつい非科学的な思いに駆られてしまった。

米国によって開戦へと導かれた、との立場を取り下げるとはつまり、大東亜戦争とはABCD包囲網を打破しアジアを白人支配から脱却させるための正義の戦いだった、という大前提をも揺るがしかねないのではないか。なぜ戦争に至ったのか、根幹にかかわる修正を施してなおこの神社は何を世人に訴え得るのだろう。記事には書いていないが、確か遊就館の展示にはいわゆる東京裁判史観への批判もあったのではなかったか。開戦に至るきっかけはともかく、戦後処理については異を唱え続けるということで妥協できたのだろうか。

戦争の記憶の継承を靖国神社に頼るのはまっぴらごめんだが、住宅地の無差別爆撃や言うまでもない二発の原爆投下など、米軍が日本の市民を無慈悲に虐殺した経緯とその被害の大きさは決して忘れてはならないものだ。歴史から切り離された人造国家は他国の歴史にも敬意を欠いているのかもしれない、とその後のベトナムやアフガニスタン、イラクでの惨状を見て感じる。必ずしも偏見ばかりではないと思うのだが。

ラベル:靖国神社 遊就館
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2006年10月02日

ディープ3位か

寝付けなくてテレビをつけたら、いきなり凱旋門賞のゴールシーンだった。心の準備がー。

NHKアナがいろいろ敗因分析しているけど、真実を直視していない様子で未練がましいしみっともないのでよした方がいいと思いました。またよくある過大評価と惜しかった節の繰り返しか。
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2006年09月29日

においマーキングは前途有望かも

時事ドットコムより。
怪しいDVDをかぎ出せ=世界初の探知犬を公開―米映画協会
【ロサンゼルス28日時事】ハリウッドの大手映画会社で構成する米映画協会(MPAA)が28日、空港などの税関で海賊版DVDを探し出すよう訓練された探知犬「ラッキー」と「フロー」を公開した。違法DVD撲滅に懸命の映画業界が、猫の手ならぬ「犬の鼻」を借りる格好だ。
 2頭はともに2歳のラブラドル犬。今年、世界初のDVD探知犬としてロンドンの空港に試験配備され、十分機能することを確認した。光ディスクに使われるポリカーボネートのにおいをかぎ分けるよう、8カ月の訓練を受けた。
MPAAの手口(笑)がどういうものかはわからないけど、正規商品には独自に調合したごく微量のにおい成分をマーキングして海賊版商品と区別する、という手法ならばあらゆるところで応用可能なので面白いと思った。においは容易にデジタルコピーできないもんね。
これが普及すれば、あらゆる売り場に正統性認定犬(というか)が配置されて買い物はとても楽しいことになる。ブランド品の格安販売で疑わしい物があったら嗅がせて判定させるわけ。メーカーごとに違う香りを準備して(もちろん配合はトップシークレット)それで判断させるという按配でどうでしょう。
北朝鮮産が紛れ込んでいるらしいアサリなんかにもぜひ応用したいところだ。生鮮食品にどうやってマーキングするかは難しい課題だと思うけど。
ラベル:海賊版 におい
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2006年09月16日

竹中時代(があったとして)の終わり

経済学徒や官僚の評判は散々だったみたいだけど、個人的には(主に体型や髪型から)好感の持てるキャラだった竹中総務相が、小泉内閣の退陣を機に政界からも退くらしい。実に得心がいく。
竹中平蔵公式ウェブサイト: ご挨拶
 9月26日に小泉内閣は任期を終えて総辞職いたします。私も大臣の職を辞しますが、その際に、参議院議員の職も辞したいと考えております。
 5年5ヶ月の長きに渡って閣僚を勤めさせていただき、またこの間参院選挙に立候補し、多くの支持を得て当選を果たさせて頂きました。総理のご指導を頂きながら全力で構造改革に取り組み、不良債権処理や郵政民営化といった難しい問題に取り組んでまいりました。
 しかしながら、小泉内閣の終焉を持って、政治の世界における私の役割は終わったと思います。議員としての任期を全うせずに辞職することに対して、ご批判は当然あろうかと思います。とりわけ、一昨年の選挙で、私のために「竹中平蔵」と書いて投票してくださった72万人の方々には、大変申し訳ないと思っております。
これから竹中氏がアカデミズムの世界に戻ってどう活躍するのかは知らないが、政治の世界にかかわったばかりに様々な誹謗中傷を受け、坊ちゃん顔をいいことに官製広告でこっけいな扮装をさせられるなど小泉内閣の宣伝塔かつ道化役としていじられまくったあげく、おそらくは小泉首相からも飽きられ疎んじられるようになった五年余の日々は、余人には想像もつかない苦難と忍従に満ちていたに違いない。
とても誇り高い人らしいから、自分が自民党にいいように利用されたということは決して認めないだろうけれど。

何となくだが、竹中氏は海外の大学でポストを得そうな気がする。もともとハーバードなどでも活躍していたし、日本から離れたくなったとしても不思議ではない。そして彼が遠からず書くであろう回想録が楽しみだ。

追記:
報道を見ていると参院議員任期の大半を残して辞任することへの批判が多いようだけど、それは彼に投票した有権者が銘々胸に手を当てて考えればいいことなんでないかと思った。半年で辞めた大橋巨泉なんかどう思ってるのかね。
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2006年09月11日

安倍政権下の教育の姿

自民党の総裁は自民党員が決めるものだから俺とは関係ねいや、とは言ってられない感じになってきた。教育に関する「安倍氏側近」らのユニークすぎる考え方(地雷踏んでない?)を産経新聞がご注進してくれた。ほかのメディアではここまでわかりやすくは報じていなかったと思う。ありがたいことだ。
前の君が代替え歌の一件もそうだけど、権力者の意向を如実に示す表示計器としての産経新聞の存在意義は大きいと思う。冗談でなく。

(cache) 産経Web【教育を考える】
 自民党総裁選で優位に立ち次期首相が確実視されている安倍晋三官房長官は「教育再生」を最重要課題に掲げている。首相直属の「教育改革推進会議」(仮称)を10月にも設置して官邸主導の教育改革を進める考えだ。安倍政権で教育はどう変わるのか―。安倍氏側近の下村博文衆院議員ら3人が参加して8月29日に開かれたシンポジウム「新政権に何を期待するか?」から拾った。
内容は見ての通りだが、シンポジウムというよりは放言大会の趣が強い。大学入学前の介護施設などでの奉仕活動義務化やらニートな若者に農業に就かせる「徴農」やら、21世紀にお目にかかるとは思わなかった素敵なアイデア満載で目が回りそうになる。
もし実現した暁には、ニートが汗水流してつくる米にはやはり独自銘柄がほしい。ということで「ひきこもり」でどうでしょうか。ひねりがなさすぎ。

ということで及ばずながら私めもこのバナーを貼らせていただきます。


投票権のある自民党員の大半はこういう話にも別に何とも思わず安倍総裁、ひいては安倍首相の誕生に一票を投じるのだろうけれど、まあ国民のすべてが白紙委任しているわけじゃないってことでよろしくお願いします。
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2006年08月31日

2016年東京五輪?

オリンピック開催都市、日本代表(というと弱っちく聞こえる)は東京だそうです。下馬評どおりの結果にもかかわらず、なぜかすっげえ気合入りまくりだった読売(スポンサーの座を狙っているとみた)の記事東京、五輪国内候補に 33対22、福岡破るから。
 福岡市と東京都が名乗りを上げた2016年の第31回夏季五輪国内立候補都市について、日本オリンピック委員会(JOC)は30日、東京・新高輪プリンスホテルで選定委員会を開き、55委員による無記名投票の結果、33票対22票(無効0票)で東京都を立候補都市に決めた。日本の都市が五輪開催に立候補するのは、2008年大会で北京に敗れた大阪市以来。東京都は、1964年以来2度目の開催を目指す。2016年五輪開催都市は2009年に開かれる国際オリンピック委員会(IOC)総会で決まるが、世界各国の複数の有力都市が名乗りを上げると見られ、激戦は必至だ。
無事選ばれたら10年後、名誉組織委員長(さすがに都知事はもうやってないだろうな)石原慎太郎が目をしばしばさせながら東京湾からヨットに乗って颯爽と現れ開会宣言、ということになるのかどうか。やりかねん。

別にオリンピックをやるからといって空から金が降ってくるわけではなく、逆に五輪目的の公共事業やりまくりのツケが都民だけでなく国民全体に広く被ってくることは間違いない。海外からの観光客が落とすであろう金が老境の俺に回ってくる可能性もまずないだろうし、それどころか入国審査甘くなりまくりで一時的に治安悪化は避けられず、とりあえず一緒にコトホぐ理由は何もない。都民ならまだしも県民だし。
世界の選りすぐりのスポーツ馬鹿どもが技と偶然を競って大運動会やるのは構わんが、そういうものは皆さん自腹でやって下さい。これをきっかけに都市再開発だとか道路整備だとか何とか、スポーツとは全然関係ない思惑が透けて見えるのが業腹だ。

来年春の都知事選に、五輪招致反対を公約に誰か立候補してはくれないものだろうか。ちゃんと石原に勝てそうな人が。とりあえず論点はその一点でもいい。県民ではありますが応援します。
posted by NA at 17:40| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 報道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月29日

言わんこっちゃない

誰もが予感し恐れていた展開が現実に。イザ!より佑ちゃん ドクターストップかかっていた
 米国遠征を控え、日本選抜チームで合宿中の早実・斎藤佑樹投手(18)の右肩にドクターストップがかかっていることが分かった。甲子園で948球を投げた疲労が回復していないためで、メジャー入りを夢見る斎藤が現地で熱投を披露できるか微妙な状況だ。
 「(優勝後に)東京にいたときより、疲れがたまっています」と26日に漏らした斎藤は、27日も前日に続きブルペン入りはなし。国内合宿最終日のきょう28日もノースローのまま米国に向かう。
 斎藤は、大阪での合宿初日の25日にブルペン入りして軽めに約20球を投げたが、その後、整形外科医による検診を受け、甲子園で742球を投げた駒大苫小牧の田中将大投手(17)とともに1週間の投球禁止令を言い渡されていた。
高野連サイトによると
8月29日から9月8日までの11日間、「第88回全国高等学校野球選手権大会」に出場した選手の中から選抜した全日本高校選抜チームを米国に派遣します。日米親善高校野球試合は8月31日から5試合(米国東部地区選抜チームと2試合、米国西部地区選抜チームと3試合)を行います。全日本高校選抜チームが米国本土と交流するのは、2002年以来4年ぶり9回目で米国東部への派遣は1999年以来7年ぶり2回目となります。
だそうだが、斎藤投手らは断るわけにはいかなかったのだろうか。もしかしたら本人が出場を強く希望したのかもしれないが、どう考えても日程がきつ過ぎる。
東京に優勝報告に戻ったというニュースの次の日にいきなり兵庫・西宮で選抜チームの練習が始まったのに驚いていたら案の定、だった。

米国で斎藤か田中が本格的な怪我でもしようものなら、少しは高野連も考え直すのだろうか。親善試合自体、「最強チームで米国を倒す」という高校野球指導者の自己満足でしかないように思えてならない。果たして新学期前の米国チームは、ちゃんと体を作って試合に臨んでいるのかどうか。

斎藤らがいつか大リーグで大活躍する日が来ることを願ってやまない(日本のプロ野球チームに入ったら松坂のように縛り付けられて碌なことがないと思う)が、それだけに今回の遠征が無事に終わることを祈らずにはいられない。
posted by NA at 01:24| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(1) | 報道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする