2006年09月11日

また利用されてしまうわけだ

IA Spectrumさん紹介のGoogle Image Labelerに小ハマリ。サーバーからランダムに選ばれたネット上の誰かと一緒になって、同一画像にタグをつける遊びだ。合致したら得点になって次の画像が表示され、90秒以内にできるだけたくさんつけるという趣向。
とルールを字に書くと複雑そうだけど操作は簡単極まりない。タグは英語限定かどうかわからないが、とりあえず日本語ではまったくマッチしなかった。まあ、する方が不思議かも。
例によって人間行動に関するデータの無償提供であることはわかっているのだが、ついつい熱中してしまった。もしかしてポイントは換金してくれるんでしょうか。

具体物の名詞ならばどうにかこうにかでっち上げられなくもないが、チラシなどの意味内容がポイントらしいもの、何かの動作などを示しているらしい画像(サムネールが小さいのでわかりづらいが、終了後に種明かしがある)などを制限時間内でうまく表現するのは難しい。察しの悪いパートナーでごめんなさい、とどこかの誰かに謝ってばかりで、最高で400点どまりだった。もっと英語勉強しないとなあ。
たとえばこのような荒れ野の小さいサムネール画像が出てきたりする。「何だろう?」と首をひねりながら荒野だの枯れ木だのと英単語を並べていたがまったくヒットせず、ゲームオーバーの後にテキサスを襲った竜巻の被災画像であることがわかる。アメリカ人だったら最初の絵だけで「あ、トルネードだ」とピンと来たりするのだろうか。

しかしGoogleは相変わらず途方もないことを考える。あらゆるデータを貪欲に吸収する様にはお手上げだ。
もちろんネット上のすべての画像に人海戦術でタグをつけようというわけではなく、人がキーワードを思いつくアルゴリズムを抽出するのが狙いだろう。特定のパターン(数回試行するうちに同じ絵が何度も出てきた)の画像を見て人が何の形を想起し、それをどのように言語化するかの一般的な相関を見出そうとしているのではないか。はずれキーワードも何らかのかたちで利用されていてもおかしくない。
ネット上の寡占状況に危惧を覚える反Googleな人は、ゲストアクセスしてできるだけでたらめなキーワードを入力すべきでしょう。マッチするかどうかはともかく。

このデータを基に、ある日イメージ検索の精度が格段に上がる日が来るのかどうか。それが成功すれば、動画も静止画の連続と考えれば解析は不可能ではないだろう。あとは計算機の演算能力さえ向上すれば、人間の作る画像など有限のパターンに分類可能だろう。
衛星写真を解析すれば撮影時にどこに何があったかを文字化することもできよう。データマイニングの結果某国の軍事行動開始の兆候をコンピューターが解析、なんてありがちなSF話も絵空事ではなくなるかも。

目にする世界のすべてがGoogleによって意味づけされるのも遠い未来の話ではないのかもしれない。それはどういう未来なのか私には想像もつかないが、決して薔薇色には染まっていないはずだ……とはGoogle万能幻想に侵されている人間のたわごとだろうか。
ラベル:google 画像 タグ
posted by NA at 02:31| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 電網 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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