2009年06月09日

桑田佳祐アリランを歌う


いつの間にか復活していたフジテレビのバラエティー桑田佳祐の音楽寅さん(以前レギュラーでやっていたのは2000年のことらしい)を視聴。
今回は桑田とユースケ・サンタマリアが大阪の街をふらついては大阪にちなんだ歌を披露するという、例によってゆるい内容なのだが、鶴橋の焼肉店で「Love Korea」そしてかの「アリラン」を店員や客らと大合唱したのにはすこぶる感心した。
いつのロケかは知らないがそれほど前ではあるまい。六カ国協議が行き詰まり北朝鮮が核実験を行うばかりか日本海でまたミサイルを発射しようとしているとの情報が流れる中で、焼肉を前にコントして「アーリランアーリランアーラリーヨー」と歌いまくる桑田は心底すごいと思った。もちろん非難したり「空気が読めない」と言いたいのではなく、この人の反骨は本物だと感じ入った次第である。

先日の空耳アビーロード(番組中では「アベーロード」って言ってた記憶があるが)も最近の日本のテレビ番組ではなかなかお目にかかれない政治風刺メドレーだったが、桑田というキャラでなければできない番組に毎週挑戦しているスタッフの心意気を大いに褒めたい。もちろん桑田自身も。

麻生首相は最近こんなことを言っていたという。Yomiuri Onlineの「対北、戦うべき時は覚悟を」…麻生首相が演説より。
 麻生首相は7日、東京都議選(7月12日)の立候補予定者の応援で訪れた武蔵野市のJR吉祥寺駅前で街頭演説し、弾道ミサイルの発射準備を進める北朝鮮に関し、「戦うべき時は戦わねばならない。その覚悟を持たなければ、国の安全なんて守れるはずがない」と述べ、制裁強化などで圧力を強める姿勢を強調した。
 また、民主党が海賊対処法案に反対していることについて、「ソマリア沖を通って日本にものを運んでくる船が海賊に襲われる。守るのが当たり前だ。どうしてこれが反対か理解できない」と批判した。
一昔前だったら国会が紛糾しかねない好戦的発言が、論評抜きであっさりスルーされているあたりが最近のマスコミを覆う共通感覚なのだろうか。まあ麻生氏はこういうキャラの人なので今更問題視しても仕方がない、というあきらめもあるのかもしれない。

桑田の先のパフォーマンスは別に北朝鮮に対する共感を示したものではないだろう。でも一国の首相が比喩にせよ「戦い」を口にするほど情勢が緊迫している最中に、少なからぬ人が見ている人気番組で北朝鮮生まれの民謡をのんきに歌ってみせること自体がひとつのカウンターメッセージとなりうることを、あのしたたかな歌い手が意識していないわけがないこともまた確かだと思う。憎むべきは北朝鮮を支配する独裁者でありその手先の軍隊であって、無辜の民まで嫌悪の対象にする必要はない。深読みが過ぎるとは思うが、鶴橋で在日の人々と焼肉を食らう桑田の姿にそんなことまで考えた。
posted by NA at 00:02| 東京 ☔| Comment(2) | TrackBack(0) | 鑑賞 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
独裁するの?
Posted by BlogPetのめち at 2009年06月10日 14:10
アリランは世界でも最高の民族的楽曲ですし、日本の国民的ミュージャシャンの桑田さんもそれを認めて在日の人たち焼き肉屋で韓国料理を囲み、何度も何度もずっと終わらないぐらい歌った姿には録画して何度見るたびに感動してしまいます^^
Posted by ニョ at 2010年05月17日 15:12
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