2009年04月08日

ラーメンズ「Tower」を観に行く


前に生ラーメンズを見に行ったのはいつだったか、と指折り数えて四年前であることに共学。一緒に学んでどうする。驚愕した。誰と行ったかは忘れたが(だめじゃん)、内容はよく覚えていた。前回同様、下北沢は本多劇場にて。もちろん満員。テレビに出なくとも(片桐仁はちょくちょく顔を出したり樹木になったりしているが)相変わらずの人気ぶりだ。

「Tower」をキーワードにした今回の公演も、四年前と同じくラーメンズならではの舞台を堪能できた。基本的にお笑いよりは演劇の人たちなのだろう、最小限の装置と小物でマイム的所作を交えて暗黙の約束事をその場で作っては壊していく展開が心地よい。
今回の舞台で言えば、小林・片桐それぞれが乗っている箱を相手が視線を逸らしているうちには奪ってもよい、というルールをまず成立させ、そしてあっけなく裏切るのだ。あるいは重々しく響く天の声には従わねばならない、と思わせておいてあっさりスルーしたり。何言ってるかわかんないなこれじゃ。ともあれ粗筋を書いても台詞を引用してもその面白さの一割も伝わらない、そんな舞台だ。荒唐無稽ではあるが、最後にその日の演目をリプライズする演出もあって、何かひとつのまとまったドラマを観たような気にさせられた。

連れに誘った女子の人は初めてのラーメンズだったが大喜びしてくれた。終演後居酒屋で話し込んでしまい二人とも終電を逃したが、大人なのでちゃんとタクシーで帰る。
ラーメンズをきっかけに神泉あたりで不届きなことをしようものならきっと天空から声が降ってきて神罰が当たるだろう。善を施しただけでおじさんは満足なのだ。誘う勇気がなかったことは内緒だ。

どうでもいいことだが、小林賢太郎がピアノに見立てた箱を弾く場面(天の声の「だんだんだんだん」は最初b-a-c-h音列かと思った)で見事なハイフィンガー奏法を披露していたのが印象的だった。きっと育ちのいい子供だったんだろうなあ。途中に出てくる手品ネタといい、本当にあの器用さはただ者ではない。

片桐仁の特異なキャラクターは今やCMやらドラマやらに引っ張りだこだが、どうか日本のコントの宝であるラーメンズとしての活動を今後も末永く続けてほしいと思った。共同生活するタワーおたくが相手の心変わりにおびえるコント「つるちゃん」(仮称)に、かつての「公園」(コントの相方が次々変わるとどうなるかをネタにした、いわばメタコント。説明になってないか)と同じにおいを感じた。
これからもお笑いの好きな女の子を誘って年一回ぐらいは本多劇場に行きたいものだ。早くも次回公演が楽しみ。
posted by NA at 05:07| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 鑑賞 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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